「おいしかったー!」の声を聞くと

どんな疲れも吹き飛ぶくらい

嬉しくなります。

「おいしかったー!」の声を聞くと

どんな疲れも吹き飛ぶくらい

嬉しくなります。

Yuta Yamamoto

山本 雄太

経堂保育園 調理師

杉の子保育会保育園に務めた経緯は?

調理師としての知識と腕を磨くために故郷の北海道を離れ上京し、レストランで働いていました。調理だけでなく接客や大きなパーティーの催しなどにも関わらせてもらうなど様々な経験をする事が出来たのですが、多忙を極め体調を崩してしまい辞めてしまいました。
次の働き先を探していたある日、自宅で過ごしていると隣にある小さな保育園の園庭から子ども達の楽しそうな声がありました。心が疲れている中で聞こえる子どもの無邪気な声が自分を癒してくれている事に気付きました。それまでは自分の事だけを考えて進路を決めていましたが、自分の培った技術を活かした仕事として、これからの未来を担っていく子どもの命を育てる手助けをしたいとおもうようになり、募集のあった経堂保育園で働かせてもらう事になりました。

現在の仕事の内容を教えて下さい。

給食調理員として離乳食、幼児食、アレルギー食等の調理業務をはじめ、食材や備品の発注、旬の食材や栄養のバランスを考えながら栄養士と一緒に献立を組んだり、子どもと一緒に野菜の栽培やクッキングなどの食育活動をしています。

仕事のやりがいや苦労している点は?

コロナ禍が続き、子どもとの関わりが難しくなりました。私自身楽しみで毎週のように行なっていたクッキング活動や一緒に食事をする事が出来なくなり、やりがいを見失いそうになるくらいの未曾有の出来事でした。今も子どもが食に興味を持ってもらえるきっかけをどのように作れば良いのかを模索しているところです。子ども達の様子が見えづらくなり、それでもいい匂いに誘われて「なにつくっているの?」と様子を見に来てくれたり「おいしかったー!」と元気な声で下膳の時に声を掛けてくれるとどんな疲れも吹き飛ぶくらい嬉しくなります。美味しいと喜んで食べてもらえるように子どもの声を反映しつつ給食スタッフ全員で知恵を出し合い献立を組み、命の基盤をつくる事をやりがいに責務を持って調理をしています。

保育園へ就職したい人へのメッセージをお願いします。

保育園で働かせてもらい今年で14年目になりますが、日々新しい発見や気付きを子ども達から沢山もらい飽きる事なく働いています。可能な限りはこの仕事を真っ当したいと思うくらいとても魅力のある仕事だと思います。子どもの命を預かるというとても責任のある仕事ではありますが子ども達と一喜一憂、共に楽しんで成長できる環境なので是非候補の一つとしていただけたら幸いです。